広島西川龍馬内野手(24)が16日、秋季練習後に居残りでロングティーを行った。今秋は三塁再挑戦が注目されるが、バットでレギュラーをつかんだスラッガー。ポジションはどこでも、その牙を研ぎ続ける。

今季中堅のレギュラーをつかみ、プロ入り初めて規定打席に到達した。打率2割9分7厘でリーグ6位になっただけでなく、本塁打数は前年の6本から16本に大幅増となった。三塁再挑戦に重きが置かれる秋季キャンプでも、「しっかりと遠くに飛ばせるポイント、角度を探りたい」と打撃探究に余念がない。数多く打ち込む中でコースによってバットを入れる角度を変えながら新たな引き出しを増やしていく考えだ。「今年16本打てたので、もうちょっと伸ばしたい」。確実性の高い打撃に加え、本塁打20発以上のパンチ力が加われば、より相手の脅威になることは間違いない。三塁再挑戦だけでなく、武器である打撃にも磨きをかけていく。