広島は16日、都内のホテルでスカウト会議を開き、明大・森下暢仁(まさと)投手(4年=大分商)の1位指名を決めた。佐々岡真司監督(52)は「僕としては明治の森下君でいきたいと話して、通してもらいました」と説明した。即戦力NO・1の評価で「フォーム的にも明治で4年間やってきたものがある。スピードもあるし、コントロールもある。そこにほれました」と話した。

競合が予想される中、佐々岡監督自身がくじをひくことも決まった。勝負パンツを2種類購入し、当日の気分でどちらをはくか決める構え。「現役のときは開幕とか、いろいろ(験担ぎ)していましたけど、自然体でいこうと思います」と静かに意気込んでいた。