ヤクルト高津臣吾新監督が、黄金の右腕で奥川を引き当てる! 16日、オーナーあいさつで都内のヤクルト本社を訪れた同監督は、当たりくじを引く極意を「素のままでいきます」と明かした。

験かつぎは特にせず、スーツやネクタイも、当日の朝の気分で選ぶ予定だ。15日のスカウト会議後に、奥川の指名を公言。競合は必至で、くじ引きは「右手になるんじゃないですか」。その右腕は日米通算313セーブを挙げ、4度の最優秀救援投手に輝いている。

一方で「運は強くないと思う」と苦笑い。

CDを買ったら中身が入っていなかった、高速に乗る目の前で通行止めになった、宝くじは当たったことがない、など不運なエピソードを披露したが、笑みには余裕も見えた。「腹はくくっている。心に決めているので、当日呼ばれたら、後は引くだけ。特に緊張も興奮もありません」。平常心で、幸運を引き寄せる。