ソフトバンク工藤公康監督(56)が、来季も続投することが確実となった。球団が来季の続投要請をしていたことが16日、分かった。

就任5年目の今季、わずか2ゲーム差で2年連続V逸となったが、CSファイナルステージを1位西武に4連勝で突破した。19日から巨人を相手に自身3年連続4度目の日本一を狙う。

工藤監督は「まだ今季は終わっていない。終わってから話すことになります」と、正式には来季指揮を執ることを口にはしていない。だが、王球団会長が「旬の選手たちの力を引き出して、ファームとの情報交換、連携がしっかりしている。若い選手の状況をしっかり把握したのが大きい」とたたえるように、レギュラー陣に数多く故障者が出た中で、若手を積極的に起用し優勝を争った。「育てながら勝つ」という球団が望むチームを作り上げ、三笠取締役GMも「高い評価をしています」と、話している。

就任した15年に3年契約を結び、3年目のシーズンが始まる17年1月に新たに3年契約を結んだ。今季が契約最終年だった。まずは17日のドラフト会議で佐々木の抽選という大役が待っている。その先に、得意とする短期決戦を制す。