「現役ドラフト」の概要が見えてきた。労働組合・日本プロ野球選手会は5日、大阪市内で定期大会を開き、出場機会の少ない選手を対象とした「現役ドラフト(仮称・ブレークスルードラフト)」の20年シーズンからの導入を日本野球機構(NPB)に強く要望することを決議した。同ドラフト案に対する両者の協議は続いているが、各球団が対象となる8人を選定し、全12球団から最低1人以上が指名されるプランが明らかになった。来季導入へタイムリミットとなる来年1月までの大筋合意を目指す。

<主な選手の反応>

▼巨人選手会長菅野 みんな1年でも早く実現してほしいという思い。(議論は)だいぶ煮詰まっている。

▼ヤクルト選手会長中村 早く開催して、移籍市場が活性化するようにという意見は、12球団で一致した。

▼ロッテ選手会長益田 何とかいい方向に持っていければいいと思う。なるべく早く。

▼日本ハム選手会長中島 来年からできるように話し合いました。僕らは1年1年が勝負。2020年からやりたいというのが、選手会の意見です。ルールはまだ決まっていない感じなので、急がないといけない。

▼阪神藤浪 それによって(選手の)人生が変わってくる。選手会としては早くやりたい。