巨人阿部慎之助2軍監督(40)が8日、札幌市内の「北の味 大助」でトークショーに出演した。

6日に台湾のウインターリーグの視察から帰国。多忙の中、毎年恒例にしている名物トークショーに足を運んだ。19年間の現役生活に終止符を打ち、指導者としてすでにスタート。11月の中南米視察で訪れたドミニカ共和国、プエルトリコの話題に触れ「サミー・ソーサとか多くのメジャーのスーパースターを生み出した。なぜ、そんなすごい選手が出てくるのか。行って見てみたかった」と“土産話”を披露した。

台湾ではウインターリーグに参戦中の若手を視察。「増田(陸)とか練習しか見たことがない選手のゲームを見られた。収穫はあった」と育成のイメージを膨らませた。さらに「可能性を秘めている子がたくさんいる。キャンプで1人1人を見て、どう育てるか。チャンスがある子は徹底的に実戦を積ませたい」と続けた。

11月の今オフのトークショーで期待している若手は「いない」と断言した。発言の真意について「あれはメッセージ。面倒見てもらえる若手が多すぎる」とあくまでも自主性を促すためだったと明かした。

チームマスコットのジャビットについても衝撃発言!? 「写真を撮るときに『阿部さん、笑って下さい!』って言われたことあるよ。『今日は暑いね』って言ったら『そうですね』って言ってたよ。日本語は通じるんだろうね」と会場の爆笑を誘った。

ファンからの質問で、将来的な1軍監督への夢を問われ「そうなるんだろうと誰もが思っているかもしれないけど、世の中は分からないもの。来年2軍監督という仕事をいただいた。まずはそこに全うしたい。指導者の初心者なので、やることはいろいろある。選手を育てなければいけない。まずはそこに集中したい」と話した。