13日に腎不全で亡くなった元阪急(現オリックス)の内野手・高井保弘さん(享年74)の通夜が14日、兵庫・西宮市のエテルノ西宮で営まれた。元阪神監督の吉田義男氏(86=日刊スポーツ客員評論家)や元阪急加藤秀司氏(71)福本豊氏(72)ら約70人が参列。元阪急山田久志氏(71=日刊スポーツ評論家)や漫画家の水島新司氏(80)らから届いた花が棺を囲んだ。

福本氏は「阪急に入った直後にブーちゃん(高井氏)のバッティングを見せられて。こんな強烈な打者がレギュラーを取れないなんて、えらい世界に入ったものやと頭を抱えました」と語り、加藤氏も「この1球にかける集中力は本当にすごかった」と振り返った。名球会の好打者が、メジャー記録をも上回る代打通算27本塁打をマークした“世界の代打男”をしのんだ。葬儀・告別式は15日午後0時半から同所で営まれる。

▽吉田義男氏 引退後のマスターズ・リーグでご一緒しました。当時もよく打っておられた。大変な成績を残された打者。ご冥福をお祈り致します。