中日与田剛監督(54)は18日、高木守道元監督の訃報を受け、改めてV奪回を誓った。「昨年(12月)のOB会でも元気なお姿を拝見していたので、突然の訃報に本当に驚きました。心からご冥福をお祈りいたします。守道さんには監督に就任した際、リーグ優勝、日本一を、と言っていただきました。その思いを改めて強くしました」と沈痛な表情で語った。

この日は名古屋市内のホテルで行われた亜大時代の監督で昨年限りで拓大監督を勇退した恩師である内田俊雄氏(73)の慰労会に亜大で1年先輩だった阿波野投手コーチとともに出席した。

現役時代はプロ3年目の92年に高木監督が就任。23セーブをマークし、復活を遂げた。「非常に熱い監督で、叱られながらも抑えとして使っていただき、何とか仕事ができました。風呂場で抑えは任せたぞ、と言っていただいたことを思い出しました。1年目はタイトルを取りましたが2年目がダメで、いろいろと苦しんでいるときに野球との向き合い方を教わりました。今も参考にしています」と高木氏への感謝の思いを語った。