西武の辻発彦監督(61)が29日、東京・港区の日本通運を訪問し、社会人時代に7年在籍した古巣に昨季のリーグ2連覇を報告した。

佐賀東高校を卒業後、同社野球部にテスト入団した当時を思い返し「今の自分があるのは、日本通運のおかげ。私は拾ってもらった人間。プロになれたのも、今監督をしているのも、それがあったから感謝しかない」と2年連続3度目の“凱旋(がいせん)”に襟を正した。

今後も相互協力の関係をさらに強固にするプランも披露した。同社の渡辺健二会長、斎藤充社長と会談し「ファームが試合がないときに、日通と試合ができればいいなと。練習試合をこちらから提案させてもらった」とトップ会談で申し出たことも明かした。