守護神は任せろ!オリックスのブランドン・ディクソン投手(35)が8日、宮崎キャンプで初めてのブルペン投球を行った。これで1軍キャンプ参加の全投手がブルペン入り。西村監督が「守護神」と明言している助っ人が大トリを務めた。

セットポジションでの投球を交えながら20球を投じ「今のところ良い感じです。いつも通りのオフシーズンのトレーニングをしてきました」と順調な調整をアピールした。

昨秋は「プレミア12」に米国代表として出場。抑えを任された。「抑えのポジションは自分からやらせてほしいと言ってやらせてもらえるものではない」。そう謙虚に語り「自分で信頼をつかんで、やっと与えられるポジション。その場所を与えられたということはチームの責任を背負って投げないといけない。その責任を果たせるように、と自覚があります」と強い覚悟も明かした。

プレミア12に出場した影響で、オフの期間は短くなったが「たくさん旅行して、家族との時間を過ごしてきました。休息期間が変わっただけで、そのほかは変わりないです」とパパの顔も見せた。

昨季途中から守護神を任され、18セーブをマーク。「まだまだクローザーを始めたばかり。成長していけるように精進します」。最終回のマウンドに君臨する意気込みだ。【真柴健】