いよいよ、開幕1軍争いのゴングが鳴る。日本ハム栗山英樹監督が、15日の1、2軍合同の紅白戦(国頭)から戦力の見極めを本格化させる。1軍キャンプが休日だった14日、名護で練習した2軍メンバーを視察した指揮官は「ここからチームを動かす、入れ替えを始めるということは(選手に)伝えてある。あとは自分でつかみ取るしかない」と、各選手のアピール合戦に期待した。

毎年恒例の1戦には、中田や大田、近藤に加え、新加入のビヤヌエバら主力野手も出場する予定だ。ここまでの実戦4試合は2年目以降の若手にチャンスを与えてきたが、ここからは主力と新人選手も争いに加わる。「状況次第だね。明日からは、いつでも(入れ替える)」と内容の伴った結果を残せば、開幕1軍への道は誰にでも開く可能性がある。例年より1週間ほど早い3月20日の開幕(対西武、メットライフドーム)を見据えて、指揮官もスイッチを入れる。