巨人が予定していた「1軍首脳陣が指揮する2軍戦」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった。

31日のイースタン・リーグのヤクルト戦は阿部2軍監督がセレクトしたスタメンを元木ヘッドコーチが指揮し、ファーム選手に1軍の野球を体感させる予定だった。原監督の視察も内定していたが、4月5日までのイースタン・リーグの練習試合はすべて中止が決まった。

先発予定だったメルセデスは、川崎市のジャイアンツ球場で調整。左ひじ違和感から復帰過程の一戦に「世の中はコロナウイルスで大変な状況ですが、私のやることは変わりありません。自分の今できることをやりたい」と話していたが、登板は持ち越しに。31日は個別調整期間中の主力は各自で調整を続け、ファームは全体練習を行うことになった。

この日は坂本、丸、岡本、炭谷、大城、吉川尚らが打撃練習などで汗を流し、クローザーのデラロサはブルペン入り。田口、中川らも立ち投げで感触を確かめた。現状では4月5日に全体練習を再開予定。先行きが不透明な中、各選手が最善の調整を続けている。