中日が3月31日、新型コロナウイルスの感染拡大の予防策として、1日から全体練習をやめ、自主練習に切り替えると発表した。自主練習はナゴヤドームで選手を投手2、野手2の4グループに分け、午前10時から1時間30分ずつに区切って行う。自主練習は3日の休みを挟んで5日まで行われる予定だ。

この日、3日ぶりに全体練習を再開したばかりだった。与田剛監督(54)は「感染が拡大している。4月24日の開幕が消えていないので、考慮しながら準備していかないといけない」と説明。自主練習にすることで選手間の接触が減り、濃厚接触の回避につながることも踏まえたものと意図を明かした。練習前はミーティングを行い「感染しないよう、より一層注意しよう」と呼び掛けた。ナゴヤ球場で同時進行している2軍練習も、1日から自主練習に切り替わる。

加藤宏幸球団代表(61)は「現場から要望があった。一堂に選手が集まらないから危機回避になる。当面はこのままでいく。ただし、愛知県が外出を控える要望等を出せば、(練習)自粛も考える」と話した。報道陣に対しても取材エリアだったベンチ裏への通路、選手駐車場も取材自粛が通達された。【伊東大介】