成人T細胞白血病との闘病を公表した広島の元エースで通算213勝の北別府学氏(62)が、新型コロナウイルス感染を公表した梨田昌孝氏(66=日刊スポーツ評論家)に「お互いに現場復帰を目指しましょう!」とメッセージを送った。

北別府氏は2日、「祈る」のタイトルでブログを更新。同時代に選手として活躍した梨田氏が新型コロナウイルスに感染し、重度の肺炎と診断され集中治療室(ICU)に入ったとの報道を受け、「ショックでたまりません」とつづった。

続けて「日本シリーズで対戦して梨田さんにはよく打たれました! あんなに穏やかな方がバッターボックスに入ると鬼になる 本当に嫌なバッターでした!」と選手時代を述懐。「どうか、症状が良くなり指導者として解説者として現場復帰して下さい。今は、何もできず祈ることしかできない私ですか お互いに現場復帰を目指しましょう!」とつづった。

梨田氏は1972年(昭47)に近鉄に入団、正捕手として17年間プレーした後、01年には近鉄監督としてリーグ優勝を果たした。04年のシーズン後、オリックスと球団合併するまで指揮を執った「近鉄最後の監督」。09年は日本ハムでも優勝を飾り、楽天でも監督を務めた。