緊急事態宣言「7都府県」該当球団が対応協議/一覧

  • 記者会見でマスクを外す安倍首相(ロイター)

安倍晋三首相が6日、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言について「7日にも発出する」と表明した。対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県。8日から効力を発生させる方針で、期間は5月6日までの約1カ月間となる。

<東京>巨人 個人調整延長へ

巨人は、当初12日までだった個人調整期間を延長する検討を行った。3月26日以降、坂本、丸、岡本ら1軍の主力野手と主力投手陣は各自に調整が一任され、13日から全体練習を再開する予定だったが、遅らせる見通し。星総務本部長は「選手のコンディショニングを維持していくのも球団の責任だし、感染を広げないということも球団の責任。バランス良くやっていきたい」と最善を期していく。

<東京>ヤクルト 全員自宅待機へ

ヤクルトは、8日を全選手自宅待機にすることを決めた。9日以降のスケジュールについては高津監督の判断となるが、自主練習期間が継続される見込み。江幡秀則専務取締役は「感染しない万全の対策を整えた中で練習、体調管理をする場を与えてあげたい」。新型コロナウイルス対策連絡会議に出席した専門家からは「プロ野球選手は興行の試合でいいプレーを見せるため、練習をして自己管理をすることは必要な仕事」という判断があったという。球団としては自主トレ期間に「3密」を避けるため、食事や入浴のタイミングや練習場所、時間の配分をさらにチェックしていく。

緊急事態宣言の期間が5月6日までとなった場合、その間の全体練習や練習試合を実施する可能性も低くなった。江幡専務は「状況を見て、世の中の動きを見ないと分からない」とし、慎重に判断を進めていく。

<埼玉>西武 施設提供を検討

西武は緊急事態宣言発令に備え、練習施設提供の可否について検討していく。自主練習となった6日は、埼玉・所沢のメットライフドームと室内練習場の使用を許可。7日は自主練習を行い、発令後は提供場所の縮小や全面禁止を含めて検討する。

<神奈川>DeNA 時差つけて練習

DeNAは、7日以降も引き続き全体練習を行わず、自主練習とすることを発表した。なお選手により球場使用日を隔日、ならびに時差対応していく。寮生を除く1軍は横浜スタジアムで午前10時~12時、および午後2~4時。寮生は神奈川・横須賀の球団施設「DOCK」で午前10時~午後1時。2軍は同所で午後1~4時までの自主練習とする。期限は今月末までをめどとし、報道陣にも引き続き取材自粛を要請する。

<千葉>ロッテ 自主トレも自粛

千葉市を本拠地とし、さいたま市に2軍施設を持つロッテはこの日、3月27日以来の練習再開となったが、緊急事態宣言が発令されることを受けて、7日以降は再び自主トレも自粛する方針。チームとしての全体練習再開は未定となっている。

<2軍千葉>日本ハム 自主練習認める

日本ハムは7日以降も2軍本拠地のある千葉・鎌ケ谷での自主練習を認める方針だ。これまでも感染予防のため、勇翔寮で生活する選手は午前、関東圏に自宅のある選手は午後と施設の使用時間も分けている。当面は現状の対策を続けながら、選手の練習環境を提供していく予定。

<大阪>オリックス 今日から取材自粛要請

オリックスは、大阪・舞洲の球団施設と京セラドーム大阪での取材活動、立ち入りを7日から自粛するよう報道陣に求めた。3月31日まで行っていた全体練習を今月1日から舞洲1カ所での自主練習に切り替え、練習中は報道陣を含めた外部との接触を禁じた。この日は6日ぶりの取材解禁だったが、1日で再び自粛措置を取ることに。舞洲での自主練習は同時刻に施設を使う人数を制限するなどして続ける見込みだが、同宣言の内容を検討して最終判断する。

<兵庫>阪神 他球団を追随

7日に大阪府と兵庫県にも出される緊急事態宣言が、阪神にも影響を及ぼす可能性がある。都内の実行委員会を終えた谷本副社長は「当球団は今のところ全面休止しているので、緊急事態宣言が出たからといって影響は受けないですけど、各球団さんの姿勢を見ながら、後からついていきますと返事をしておきました」と話した。球団広報は「もちろん外部環境が変われば、それに対応しないといけない。そういう検討は担当者レベルで進めている」と説明。藤浪ら3選手が新型コロナウイルスの陽性判定を受けてチームは当面の活動停止を決めており、チームの再稼働は最短で9日以降。近日中にも今後に向けた話し合いが行われるとみられる。

<福岡>ソフトバンク 「自主練」再検討

新型コロナウイルス感染拡大のため活動を休止しているソフトバンクは6日、ペイペイドームで選手会と球団が話し合い、早ければ9日にも自主練習を始める方針を定めた。期間は未定で、選手会長の中村晃外野手(30)は「国次第なところもあるけれど、このままの状況なら9日から。人数や場所は分けていく」と説明した。

3月31日から選手は自宅などでトレーニングを続けている。選手が集まっての自主練習は政府の対応を注視しながら、実施方法を決めるという。現時点ではペイペイドームと福岡県筑後市の2軍施設に分散し、ポジションごとなどに時間帯を分ける予定。

ただ話し合いの後、福岡県にも新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が発令される見通しとなり、自主練習開始に影響が出る可能性がある。今後について7日以降に再検討される模様だ。

◆中日 「平等じゃないかも」

中日の加藤球団代表は「練習できる環境を提供してあげることでは、皆さんで合意している。ただ(自治体から)強制力のあるものが出てきたら、考え直さないといけない」と話した。また「地区によって完全に封鎖するような事態となると平等じゃなくなるかもしれない」と、練習ができる球団とできなくなる球団との格差を懸念した。