福留さんの背中を追う! 阪神中田賢一投手(37)が26日、甲子園球場で自主練習に参加。ブルペンで約60球の投球練習を行うなど汗を流し、オンライン取材に応じた。ソフトバンクから移籍1年目で開幕日が白紙という異例の事態。「早くコロナが終息をして、みんなが元気に球場に足を運んでくれるまで、僕もじっと我慢しながら、それが明けた際にはうれしさと気持ちを爆発させてゲームに向かっていきたい」と力を込めた。

この日誕生日だった福留は、中田にとって中日時代に3年間チームメートだった。「頼りにしてますというか、何か分からないことがあったら、すぐ聞きたいなと思っている先輩ですね」と頼れる先輩だ。移籍が決まった時、チームで最初に連絡したのも福留だった。今年の春季キャンプ前日には食事に誘われ、チームに関する話などさまざまなことを教わった。「今の年齢、僕も38(歳)になってきましたので、年齢に対しての体との向き合い方だとか、そういう部分もすごく会食でいろんなことを教えていただきましたので」。球界最年長の秘訣(ひけつ)の一端を聞き、中田も大きな背中を追いかける。

活動休止中は早朝から動き、公園でランニングや米国のジム「ドライブライン・ベースボール」のボールを使用し、壁当てを行っていた。限られた環境で最大限の準備をし、甲子園でのタテジマデビューを待っている。【磯綾乃】