西武の先発ローテーション6枚がそろった。紅白戦3連戦から一夜明けた5月31日、西口投手コーチがオンライン取材に応じ「プラン的には、ほぼほぼ先発ローテーションは見えてきた」と明言。名前こそ明かさなかったが開幕投手のニール、高橋光、松本を軸に、紅白戦で3回完璧に抑えた今井、下手投げの与座が猛アピール。さらに左肩痛から復帰のノリンを加えた6人で、開幕を迎える可能性が高まった。

2日から始まる練習試合は11試合を予定しており、少ない実戦登板で調整。同コーチは「ある程度の球数を投げていってもらわないと。紅白戦や打撃投手で球数投げて調整できているから十分投げられる」。最大でも1人2試合の急ピッチ調整だが、自主練習で「最低ラインとして80%キープしてくれ」と指示。土台はできている。

紅白戦登板がなかった松坂は開幕2カード目以降へずれ込む見込み。3月に右膝にコンディショニング目的の注射を受けた影響は感じさせず、この日は4度目のブルペン投球で93球投げた。「大輔としても予想以上に投げられていると捉えている。紅白戦の時は年齢的なとこもあって若い選手のように、ブルペンに入っていなかった。これから調子を上げていくという形ですね」と段階を踏んでいく。