下手投げの西武与座海人投手が開幕ローテーションに入った。

中日戦で先発。下から浮き上がる軌道とテンポの速いマウンドさばきで、4回4安打1失点と及第点の内容で終えた。与座は「打順が2回り目になったときに、左も並んでいるという打順で1点取られてしまったところはちょっと課題、反省点」としながらも、辻監督は開幕ローテーションについて「与座は、いきますよ」と明言した。

苦労人が大舞台を勝ち取った。17年ドラフトで入団も、1年目に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術を受け、オフに育成契約に。今季から再び支配下となった。「投げられない時期が長かった分、今がすごい楽しい。ここで終わりじゃないので、ここから結果を出していくのが野球選手としての仕事だと思う。地道に、目の前の1人1人を抑えるというのを第一にやっていきたい」と気合十分。また左腕のノリンが開幕ローテを外れ、十亀、本田、榎田らが候補に挙がる。