ヤクルトの新5番西浦直亨内野手が、嫌な雰囲気を一掃した。

雨が降り、両軍とも失策が重なる流れ。2-3で迎えた4回無死一塁、カウント1-1から広島先発K・ジョンソンの内角131キロスライダーにうまく合わせてすくい上げた。左翼席に飛び込む2号2ランで再逆転し、初回の失策を帳消し。村上の後に続く5番として「変に意識しすぎてもダメだと思う。状況でつなぐ、返すと割り切っていこうと思っている」と話した。

今季から、バットを16年に使用していた太めのモデルに戻し、打撃好調を維持。6月25日阪神戦では9回に藤川から代打サヨナラ3ランを放ち波に乗った。2試合ぶり今季2度目のスタメンで「アピールしないといけない立場ですし、続けられれば」と定位置を狙う。高津監督は「まさか本塁打とは思わなかったが、重い雰囲気になりかけていたところで、いい打撃」と評価した。