16年シーズン終盤に実施された「レジェンドシリーズ」は、原点回帰のユニホームが復刻された。日本ハムとしての歴史が始まった74年前期に着用した初代ユニホーム。同シリーズの概要が発表されたのは、球団記録の15連勝へ向かう道中の16年6月28日。前日に5連勝とし、チームの上昇気配を感じる中で会見に臨んだ大谷は「このユニホームでしっかり優勝争いをしたい」と抱負を語った。

その言葉が現実となる。同シリーズ初戦の同8月30日時点で首位ソフトバンクとは0・5差で2位。激しい優勝争いを演じながら迎えた同シリーズ最終カードは同9月17日からのロッテ3連戦(札幌ドーム)。初戦は守護神から先発へ転向した増井が好投。2戦目は宮西が初タイトルとなる最優秀中継ぎを確定させ、3戦目はリーグ一番乗りの80勝到達。3連勝で勢いに乗り、次カードのソフトバンクとの天王山に連勝。4年ぶりの7度目のリーグ制覇まで駆け抜けた。