広島が3回、1イニング11安打で34年ぶりに球団最多記録に並んだ。86年6月3日の大洋戦で9回に記録して以来の集中打となった。

先頭の4番鈴木誠也外野手(25)が三遊間を抜いて口火を切ると、ここから5連打をマーク。7番坂倉将吾捕手(22)、8番田中広輔内野手(31)の連続適時打で3点を勝ち越すと、9番投手床田寛樹投手(25)の空振り三振後、再び3連打で4点を追加。2死一塁から3連打に2点を追加した。

1イニングで2本の適時打を放った坂倉は「いい波に乗れて、しっかり対応することができました。追加点につながって良かったです」と喜んだ。

この回だけで先発野手全員安打。阪神が1969年(昭44)5月27日アトムズ戦で記録したセ・リーグ記録、1イニング12安打にあと1本まで迫った。