巨人は有観客試合の“開幕戦”に大敗し、今季初の3連敗を喫した。坂本が左脇腹の違和感から2試合ぶりにスタメン復帰したが、4打数無安打。守備では今季初の失策と攻守に精彩を欠き、9回の守備で交代した。今季17通り目のオーダーも、ヤクルト小川から奪ったのは、岡本の適時二塁打による2点だけだった。

中継ぎ陣の乱調も響き、今季ワーストタイの9失点。長嶋終身名誉監督を超える原監督の通算1035勝目は持ち越され、2位ヤクルトとは0・5差。原監督は「(観客は)球場そのもの、ゲームそのものを非常に華やかにしてくれますよね。そういう中でいいプレーを見せ、歓声をもらうのが我々の腕の見せどころ」と奮起を求めた。

▽巨人元木ヘッドコーチ(計9失点での大敗に)「ミスが続いたよね。サンチェスに申し訳ない。せっかくファンの人が入ってくれて勝っている姿を見せたかったけど、明日頑張ります」

▽巨人サンチェス(6回途中4失点で2敗目)「状態も良かったし、マウンドの感触も良かったよ。何より(ファンの)たくさんの拍手に勇気づけてもらった。またコンディションを整えて集中していく」

▽巨人吉川尚(途中出場で9回に2号2ラン)「ファンの皆さんの前でいいバッティングができて良かった。明日につながる打席になったと思います」