観客による声援で一時試合が止まった。

同点の7回1死満塁で、ヤクルトの4番村上を迎えた場面だった。一塁側から「能見ー!」とマウンドの左腕を応援する声が飛び交い、村上は2ボール1ストライクから構えたが、いったん打席を外した。

直後に球審がアナウンス席に近寄ると「お客様へお願いいたします。声を張り上げての応援はおやめ下さいませ」と球場にアナウンスが流された。

その後、村上が能見の5球目をとらえ、ヤクルトに2点の勝ち越しを許した。能見はこの日が6月30日中日戦(ナゴヤドーム)以来、7月に入って初登板だった。