張本勲氏(80)が9日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にリモート出演。野手を登板させた巨人原辰徳監督(62)の采配についてコメントした。

巨人は6日の阪神戦(甲子園)で、11点リードされた8回1死に増田大輝内野手(27)をマウンドに送った。同内野手は1四球を与えたが2/3回を無安打無失点に抑えた。

張本氏は「賛否両論あると思いますね。ピッチャー側からしたらピッチャーのプライドを傷つけられたということもありますし、監督の采配から言ったら、私は12球団の監督でこれくらいできるのは原監督しかいないと思います。なぜかというと、11-0でしょ。『今日は負けゲーム』だと、腹くくってるわけですから。そういう監督はまずいない。9回の裏まで9-0でもひっくり返されて負けたチームは過去いくらでもありますから。監督をやってる人はもしや、ひょっとしたらという気持ちが非常に強いと思いますよ。増田という選手は高校の時はピッチャーですから、そのことも考えて、原は起用したと思いますよ。まあ、原監督の采配は両方とも言えると思います。私は原監督の采配の方を評価します」とコメントした。

ゲスト出演した元横綱稀勢の里(現荒磯親方)は「見ていてものすごく面白かったですし興奮しました」と話していた。