春季リーグ戦が約4カ月遅れで開幕した。開会式は第1試合に出場する東大、慶大両校だけで行われ、昨秋を制した慶大の瀬戸西純主将(4年=慶応)が選手宣誓した。

東大井手峻監督(76)、慶大堀井哲也監督(58)はともに初采配。試合は慶大が1回に若林将平外野手(3年=履正社)の三塁打などで2点を先制、3回には瀬戸西が自身初となる本塁打を放って突き放した。一方の東大は6、7回に各2点を奪い逆転に成功した。

1点を追う慶大は9回、敵失にも恵まれ、押し出しで追いつき、下山悠介内野手(2年=慶応)がサヨナラ打して勝利した。

今リーグ戦は1回戦総当たりで連日行われ、17日に最終日を迎える。15日に早慶戦が入り、試合前には今年新たに野球殿堂入りした故前田祐吉氏、故石井連蔵氏の表彰式が予定される。