セ、パ両リーグは6、7月度の「大樹生命月間MVP賞」を12日、発表した。

セは巨人菅野智之投手(30)とヤクルト村上宗隆内野手(20)、パは楽天涌井秀章投手(34)とソフトバンク柳田悠岐外野手(31)が選ばれた。

菅野は18年の9、10月度以来7度目の受賞。6試合に先発し、リーグトップの5勝(0敗)を記録。うち2勝が完封だった。6月19日の阪神戦では3年連続6度目の開幕投手を務め、7回2失点でプロ野球史上初の球団通算6000勝に華を添えた。

村上は入団3年目で初受賞。若き4番としてリーグトップの37打点、同2位の出塁率4割4分1厘、同4位の打率3割3分9厘、同5位タイの43安打をマークした。7月2日の広島2回戦(神宮)ではサヨナラ満塁本塁打で勝負強さを見せつけた。7月の月間31打点は、91年6月に広沢克己氏が記録した29打点を上回りり、球団の日本人選手新記録となった。

涌井は西武、ロッテ時代に続いてパ・リーグでは初となる3球団(4度目)での受賞。リーグトップの5勝を挙げた。奪三振率も同1位の9・88。先発6試合中5試合を2失点以内に抑え、チームの好成績に大きく貢献した。

柳田は18年5月度以来、6度目の受賞。チームの全37試合に先発出場して打率3割7分9厘、10本塁打、26打点、3盗塁を記録。得点、安打、三塁打、塁打、打率、出塁率、長打率の7部門でリーグトップの成績を残した。37試合中35試合で出塁し、7月にはプロ野球最多記録タイの月間32得点をマークした。