打撃部門のリーグ2冠に躍り出た。日本ハム中田翔内野手(31)が、ロッテ8回戦で2本塁打を含む3安打6打点の大暴れだ。

1回の先制14号2ランに続き、7回に15号3ラン、9回には適時打を放ち、今季最多タイ12得点の打線をけん引した。

まずは1回2死一塁から、左腕小島の内寄り131キロカットボールをとらえ、左翼スタンド上段へと運ぶ先制の14号2ラン。7回には3ラン、9回には適時打と6打点。15本塁打と51打点でリーグ単独トップに立った。「本当に本塁打2本より打点の方がうれしい。ランナーをかえすことができたのでね、打点が1番うれしいですね」と納得顔で話した。

先輩投手の節目となる大記録に花を添えた。この日8回に中継ぎ登板した宮西が、通算350ホールドを達成した。試合後のヒーローインタビューでは「宮西さんとは(08年の)同期入団でずっと背中を見てきている。本当に素晴らしい記録だと思うし、頼りになる投手なので本当にすごいなと思う」と感慨深い様子だった。

自身も4試合連続打点をマークするなど4番の仕事を続けている。タイトル争いの主役だが「まだまだシーズンが残っているので、そういうことは気にせずにどんどんチームに貢献できるような打撃を心掛けて頑張っていきたい。また明日からもファンのみなさんとともに力をあわせていい試合ができるように」と口にした。勝負はここからだ。