中日の新外国人ヤリエル・ロドリゲス投手(23)が球界初の偉業に挑戦する。15日以降の巨人戦に先発する予定で、13日にはナゴヤ球場のブルペンで投球練習を行った。11日の12球団代表理事会でA・マルティネスとともに今季の最優秀新人王の資格申請が承認された。「権利があることは聞いたよ。あるのなら、挑んでみたいね」。外国人枠の選手が新人王を獲得すれば、球界初の快挙だ。

ロドリゲスはキューバリーグ出身で3日に支配下選手登録されたばかり。9日の巨人戦(ナゴヤドーム)で来日初登板初先発。初勝利こそ逃したが、7回1死まで無安打投球を見せるなど7回途中を2安打2失点と鮮烈デビューを果たした。次回も2試合連続で首位巨人が相手だ。「岡本は力があるから、長打を打たれないように注意しないといけない。丸とウィーラーも。いつも通り、打者を抑えて、対戦する。次、活躍して勝ちがつけば最高だね」とニヤリ。

初勝利を挙げ、先発ローテーションに定着すれば、史上初の助っ人新人王への夢が膨らむ。【伊東大介】