飛車&角を欠いた打線が首位巨人に打ち負けた。ソイロ・アルモンテ外野手が24日に実母死去の知らせ受け、精神的ダメージから欠場。代わって3番右翼で出場した平田良介外野手は、右太もも裏に違和感を覚え、1回裏の守備に就くことなく交代した。両軍12安打ずつ放ったが、巨人の8得点に対して決定打を欠いて4点止まり。連勝も5で止まった。

平田の故障について与田剛監督は「(復帰までの期間は)まだわからない」と話すにとどめた。平田は1回表1死一塁で巨人サンチェスから5試合連続安打となる左翼線への二塁打を放ったが、走塁中に右太ももに違和感を感じたもよう。その裏の守備から遠藤一星外野手が右翼の守備に就き、試合中に東京都内の病院に向かった。

アルモンテについて与田監督は「明日は(球場に)来る予定。ほとんど寝ていない状況だった。心身ともベストな状態は明日は難しいかも。とにかく皆でケアをしていく」と説明。26日の巨人戦出場は不透明だ。加藤球団代表は「いまのところ帰国する予定はない」と話した。平田は7月に左ヒジ痛で出場登録抹消をされており、故障が長期化すれば2度目の戦線離脱となる。アルモンテの精神的ダメージも気がかり。上位浮上を目指す中日に、暗雲が垂れ込めた。【伊東大介】