東京6大学野球の優勝争いは、慶大、早大の2大学に絞られた。第6週第2日、25日の見どころを紹介する。第1試合は午前10時開始。

【第1試合 早大-立大】

早大は、1回戦で早川隆久投手(4年=木更津総合)が3安打完封勝ち。146球を投げており、リリーフ登板は避けたいところ。6安打1得点に終わった打線が、どれだけ打てるかが連勝のカギとなりそう。

立大は、3投手の継投で1失点に抑えた。屈指の左腕、早川が相手だったとはいえ、今季2勝目には、3安打無得点の打線の奮闘が不可欠だ。

【第2試合 法大-慶大】

1回戦に敗れた法大は、連覇の望みが消えた。先発した鈴木昭汰投手(4年=常総学院)は6回2安打1失点とよく投げたが、野手の失策が失点につながった。優勝は消えたとはいえ、4年生にとっては残り3試合。もう1度、引き締めて臨みたい。

慶大は逆転勝ちで首位を守った。投打にかみ合っており、2回戦もスキのない試合を目指す。1回戦では、2-1の9回に瀬戸西純遊撃手(4年=慶応)が2点適時三塁打。先発野手では唯一の4年生。「僕が堂々としないといけない。3年生以下が多い。みんな、試合でどんどん成長するメンバーがそろっている。お手本になるように、声をかけています」と言った。主将として、最上級生として、チームを支えている。