ドラフトアラカルト

◆大学生野手に4球団 近大・佐藤に4球団が入札。入札1回目で大学生野手に4球団以上は79年岡田彰布(早大→阪神)の6球団、80年原辰徳(東海大→巨人)の4球団に次いで3人目。阪神が高校生、社会人を含め3球団以上競合した野手を引き当てたのは、79年岡田以来2度目。

◆高校生の抽選なし 最近10年では、16年以来2度目。

◆高校生の1位3人以下 10年の山田哲人(履正社→ヤクルト)山下斐紹(習志野→ソフトバンク)後藤駿太(前橋商→オリックス)の3人以来10年ぶり。

◆巨人14連敗 巨人は3球団以上が競合した1位(1巡目)の抽選に95年福留孝介(PL学園)から14連敗。原監督のくじ引きは通算1勝11敗。

◆地元1位 日本ハムは苫小牧駒大・伊藤を単独指名。チームの北海道移転後に北海道出身選手の1位は初めて。中京大中京・高橋を単独指名した中日は、昨年の石川昂弥(東邦)に次いで球団史上初めて愛知県の高校から連続1位。阪神は18年近本(大阪ガス)以来となる兵庫県出身選手を1位指名。

 

◆身長2メートル 巨人5位の二松学舎大付・秋広は身長2メートル。ドラフト指名選手の最長身は16年巨人7位の廖任磊(りゃお・れんれい=台湾出身)で2メートル1センチ。日本選手の2メートル以上は初めてになる。ドラフト制以前でも日本選手の2メートル以上は、のちにプロレスに転向した馬場正平投手(巨人)の2メートルだけ。巨人は育成ドラフトでも2メートル左腕の札幌大谷・阿部を指名。

◆甲子園V腕 阪神5位の東洋大・村上は智弁学園時代の16年にセンバツV。阪神が甲子園優勝投手(大学、社会人経由を含む)をドラフト指名したのは67年春Vの吉良修一(津久見)、80年春Vの中西清起(高知商-リッカー)、84年春Vの山口重幸(岩倉)、12年春夏連覇の藤浪晋太郎(大阪桐蔭)に次ぎ5人目。

◆5位まで高校生 ソフトバンクが1位から5位まで高校生を指名したのは、南海時代の82年に畠山準(池田)らを指名して以来38年ぶり。

◆準硬式 西武が福岡大準硬式野球部の大曲を5位で指名。準硬式選手のドラフト指名(育成を除く)は、16年楽天6位の鶴田圭祐(帝京大)以来6人目。