東京6大学野球は31日から第7週を迎える。最終週(第8週)の早慶戦以外の4大学が登場。いずれも既に優勝は逃したが、今年最後の公式戦となる。プロ野球ドラフト会議で指名された4年生たちのプレーにも注目したい。第1試合は午前11時開始。

【第1試合 法大-立大】

法大は、鈴木昭汰投手(4年=常総学院)がロッテ1位、高田孝一投手(4年=平塚学園)が楽天2位で指名を受けた。2枚看板を軸に、最後の立大戦に臨む。開幕週の東大戦こそ連勝スタートだったが、その後は勝ちきれず、連覇を逃した。失策数10はリーグワースト。ミスをなくせるか。

立大は、中川颯投手(4年=桐光学園)がオリックス4位指名を受けた。中崎響介投手(4年=立教新座)とともに投手陣の柱。自身1年ぶりの勝利をつかめるか。チームは2連勝なら、法大と入れ替わり4位浮上となる。また、竹葉章人捕手(4年=龍谷大平安)のバットも見逃せない。20打数9安打、打率4割5分はリーグトップ。首位打者獲得なるか。

【第2試合 明大-東大】

明大は、早大戦、慶大戦でともに喫した1敗(計2敗)が響き、優勝を逃した。最後の東大戦は連勝で飾りたい。エース入江大生投手(4年=作新学院)はDeNA1位指名。開幕の早大戦こそ、早川に投げ負けたが、その後は自身初完投、初完封を含む2勝。リーグ戦を通じ、評価を上げた。有終の美を飾れるか。

東大は、17年秋から続く54連敗を止められるかが、最大の関心事。立大1回戦で1-1の引き分けに持ち込むなど、善戦もみられる。投打がかみ合い、ワンチャンスをものにしたい。早川怜志内野手(4年=菊里)のバットにも注目だ。23打数9安打、打率3割9分1厘は、立大・竹葉に続くリーグ2位。5分以上の開きがあるが、竹葉の成績次第では逆転可能。東大の首位打者となれば、95年春の間宮敦以来となる。

【第6週終了時点の順位】

1位 慶大 ポイント7点(6勝0敗2分け)

2位 早大 ポイント6・5点(5勝0敗3分け)

3位 明大 ポイント5点(4勝2敗2分け)

4位 法大 ポイント3点(2勝4敗2分け)

5位 立大 ポイント2点(1勝5敗2分け)

6位 東大 ポイント0・5点(0勝7敗1分け)

※2回戦総当たりで10試合ずつ戦い、勝ち1点、引き分け0・5点、負け0点の合計ポイントで順位を争う。