ロッテ清田育宏外野手(34)がFA権の行使について熟考していることが20日、分かった。18年の国内FA権取得に続いて、今年7月には海外FA権の取得条件を満たし「ここまでやってこられたことは素直にうれしい」と球団を通じコメントしていた。

プロ11年目の今季は70試合に出場。規定打席未到達ながら、シーズン終盤やCS第1戦では4番も任された。長打率4割6分7厘は、チーム内ではマーティンに次ぐ数字。左打者が多い打線において、右のポイントゲッターとして存在感を見せた。FA権を行使せずの来季残留が確定的とみられたが、近い関係者に「あらためて熟考しています」と話していることが20日までに判明した。

ロッテへの愛着は強く、今季もベンチ前列でチームを鼓舞する姿が多く見られた。一方でスタメン出場は49試合にとどまった。さらなる出場機会を求め、得た権利について検討しているもようだ。同じくFA権を保有する荻野貴司外野手(35)や唐川侑己投手(31)も含め、生え抜き選手たちが来季以降について、あらためて球団と話し合いの場を持つことになる。