オリックスが、今季限りで阪神を退団した能見篤史投手(41)の獲得を、本格的に検討していることが24日、分かった。

すでに調査を進めており、今後は球団内で意見調整し、獲得に動く。交渉解禁となる12月7日のトライアウト終了をもって、即交渉に入り、条件などの細部を詰めていくとみられる。下位低迷からの脱却を狙うオリックスは救援左腕を補強ポイントの1つに挙げている。

能見は今季、41歳を迎えながらも34試合に登板。1勝0敗、1セーブで防御率は4・74だった。阪神での最終登板となった今月11日のDeNA戦(甲子園)では、最速149キロを計測するなど、衰えを感じさせない投球を見せた。

能見は周囲に「まだまだもう少し。納得いくところまで(現役で)やりたい」と話している。オリックスは山田がチーム最多の48試合に登板したが、リリーフ左腕は手薄な状況だ。世代交代が進むチームには、20代の投手が多く、経験豊富なベテラン左腕の加入はプラスに働く。