西武栗山巧外野手(37)が13日、埼玉・所沢の球団事務所で契約更改交渉を行い、2000万円アップの年俸1億7000万円の3年契約でサインした。

来季38歳を迎えるベテラン選手としては異例の複数年。しかも40歳を迎える23年シーズンまで自己最長となる3年契約を結んだ栗山は「個人的にも目指すべき数字がありますんで、そこに向けて、思い切って野球に集中して臨んでいける。非常にありがたいバックアップをしていただいた」と、球団初の生え抜き2000本安打を見据えた。

渡辺GMとの交渉の場では、力強いエールを受けた。「もちろん複数年あるけど、1年でいけるんだったら1年でやっちゃえよ。駄目だったら次の年いけよ、と。そういう力強いGM流の言葉でした」。複数年であっても、打席への姿勢が変わることはない。同GMも「年数があるからと言って手を抜くことはないし、ずっと見てきているんでそこらへんはよく分かっているつもり」と、厚い信頼を寄せた。

残り74本に迫り、現実味を帯びてきた2000本安打。「しっかりと歩みを進めて皆さんが期待している2000本に向けて、やっていきたいと思います」と力強く宣言した。【栗田成芳】