ロッテ田村龍弘捕手(26)が20日、ZOZOマリンで契約更改し、現状維持の7000万円(金額は推定)でサインした。

プロ8年目の今季は打率2割1分7厘、4本塁打、23打点。9月に死球で右手人さし指を剥離骨折するなど、複数の故障に泣かされた。92試合出場と、5年連続クリアしてきた出場100試合以上も途切れた。「デッドボールとか仕方ない部分もあるけど、防げるものもいっぱいある。トレーニングやケアで改善していかないと。(100試合未満が)やっぱり一番悔しかった」と振り返った。

2位でCSに出場したものの、ソフトバンクとは力量差を感じた。「来年、やり返さないといけない。向こうは甲斐さんがいますし、しっかりとした正捕手がいるんで、まずは僕のレベルを上げるのが第一」。出場100試合以上と、盗塁阻止率4割、チーム防御率3・5以下を来季の目標とした。

1月には初めて益田、二木、岩下、小野ら投手陣の自主トレに、野手1人飛び込む。以前は福浦(現2軍ヘッド兼打撃コーチ)とトレーニングしていたが、現役引退を受けて今年の1月は1人で練習に励んだ。結果、満足のいくシーズンは送れなかった。

「今、1軍で頑張らないといけないピッチャーを受けてやれって益田さんに言われたので。しっかりコミュニケーションを取って、もう1回、信頼関係からつくっていければいいかなと思いますね。初めてのことだけど、いろんなことにチャレンジしていく年かなと思うんで」。バッテリーの絆を深め、キャンプへつなげる。