ソフトバンク周東佑京内野手(24)が20日、福岡・筑後のファーム施設を訪れ、福岡県内で参加している自主トレ「今宮塾」での成果を語った。

昨季は自身初の盗塁王を獲得するなど華々しい活躍を見せた半面、守備ではリーグワーストの12失策。守備面でのレベルアップは、自身でもレギュラー定着への課題としている。自主トレではゴールデングラブ賞5度の名手、今宮から手ほどきを受けており「1つずつ、悪いところをつぶしながらという感じです。守備に関して、こういう風にしたら動きやすいというベースが頭の中でわかってきた。後はどうやってプレーに生かしていくか」と成長の日々を過ごしている。

今宮には昨オフに続いての弟子入りだが、自己最多103試合に出場し、内野スタメンも多かった昨季を経ての自主トレは感じ方も違うという。「あれだけ内野で出ることも初めてでしたし、聞くことも『こういう状況でこうなったら』という風に、1年間体験したことをベースに話せるようになった。去年に比べて、話す内容のレベルが上がっていると思います」と、内面からの変化を実感している。練習での意識の置き方も「去年は打撃の方が頭にあったけど、スタメンで出れば(守備にも)責任が出てくる。両方頑張れるように」と攻守両面をバランスよく考えるようになった。

キャンプインが目前に迫ったが、レギュラーを取りに行く「挑戦者」としての自覚を持っている。「去年と変わらないですよ。しっかり出られるように、守備も打撃も頑張っていきたい。セカンドは多いですからね。年上の方もいますし、下からも三森とかがいますから。頑張んなきゃいけない」。今宮との自主トレは27日まで続く予定。師匠から学んだことを生かし、二塁定位置をつかみ取る。【山本大地】