目標は、大きく5連覇だ。東京6大学野球の法大は21日、加藤重雄新監督(64)がオンライン会見。「監督1年目であれ、5年目であれ、優勝を目標に毎日、鍛錬する」と強調した。自身も、同じく新任の元オリックス大島公一助監督(53)も、法大の現役時に4連覇まではしたが、リーグ新記録の5連覇はならなかった。「まずは足元を固めて、この春。その延長で新記録を狙いたい」と、昨秋5位からの巻き返しを図る。

法大では、江川卓氏の1期下の投手だった。江川氏の卒業後、4年時だけで9勝を重ね、日本生命へ。85年の都市対抗初優勝のメンバーだ。一昨年まで、コーチとして週末だけ法大を指導してきた。「昨秋はエラーが最多。投手中心に守りの野球を進め、相手より1点多く取る」と、主将に指名した三浦銀二投手(3年=福岡大大濠)を中心とした構想を描く。攻撃面は、大島助監督に任せる方針。

2月の千葉・鴨川キャンプはコロナで中止するが、その分、神奈川・川崎のグラウンドで紅白戦や実戦形式を増やす。昨秋、最多の通算優勝回数(46回)が早大に並ばれた。再びの単独トップへ向け、チームを仕上げていく。【古川真弥】

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