今秋のドラフト会議が10月11日に予定されていることが25日、分かった。例年は日本シリーズ直前の10月下旬にほぼ開催されてきたが、今年は終盤にさしかかったペナントレース中に行われる。

高校生と大学・社会人など分離開催したドラフト会議から現行方式に戻った08年以降では最速開催。かねてアマ側から早期実施の要望があったという。プロ志望届を出して指名漏れとなっても、大学進学や社会人に進路を変えた時に、ドラフト会議が早ければ選択肢も多く残されている可能性が高い。

昨年はコロナ禍で最終的には10月26日に前倒しとなったが、当初はオリンピック(五輪)イヤーでシーズンが繰り下げとなるため11月5日に予定されていた。今年も延期となった五輪が行われる特殊シーズンだが、アマ球界の未来もかかるドラフト会議は1カ月近く早く「10・11」に行われることになる。