「右腓(ひ)腹筋挫傷」からの1軍復帰を目指す広島大瀬良大地投手(29)がウエスタン・リーグの中日戦に先発した。5回、75球を投げ、6安打無四球3三振3失点。投球だけでなく、投手前の打球への反応や一塁へのベースカバーなど不安を感じさせない動きを見せた。

3年連続開幕投手を務めたエースは4月15日の阪神戦前の練習時にふくらはぎを痛め、練習途中で切り上げた。翌16日に出場選手登録を抹消され、広島市内の病院で検査を受けた。離脱するまで3戦2勝、防御率0・89の成績だった。

出場選手登録抹消から1、2日後には椅子に座ってキャッチボールを行った。今月2日にはブルペン投球を再開し、4日には100%の力で全球種を交えて83球を投じるなど着実に復帰への階段を上がっていた。

佐々岡監督は12日ヤクルト戦に向けた移動前に取材対応し、「明日、報告を聞いてからの判断になるので。明日になってみないとわからない」と昇格時期については明言しなかった。