「矢野阪神」が公式戦では48日ぶりとなる甲子園で大味な試合を演じ、4連敗を喫した。ただし、巨人がヤクルトに競り勝ったことで、2位に浮上する珍現象となった。

ヤクルト●、阪神●の結果、阪神が1厘差で2位に浮上。負けて順位が上がった例には昨年7月29日のロッテがある。28日時点で3位西武が16勝15敗1分け、勝率5割1分6厘、4位ロッテが17勝16敗、勝率5割1分5厘だったが、29日は西武●、ロッテ●で両チームが勝率5割となり、ロッテは4位から3位に。勝率5割では、負けて順位が上がるケースがしばしば見られるが、78年6月8日大洋は負けて首位に立った。7日時点で1位ヤクルトが25勝16敗6分け、勝率6割1分、2位大洋が28勝18敗5分け、勝率6割9厘だったが、8日はヤクルト●で勝率5割9分5厘、大洋●で勝率5割9分6厘となり、1厘差で大洋が逆転し、試合に負けて首位に立った