首位慶大は、ヤクルトからドラフト1位指名を受けた法大・山下輝投手(4年=木更津総合)に散発3安打で完投を許し、得点を奪えなかった。

空振り三振2つに三ゴロに終わった4番の正木智也外野手(4年=慶応)は「いい投手だと思いました。春と比べて直球が強くなっていた。甘い球も、なかなかなくて、1球で仕留めることがチーム全体でできなかった」と率直に認めた。ソフトバンク2位指名の主砲は、今春リーグ戦では山下輝から1発を放ったが、秋はリベンジされた。

もっとも、守りでは負けなかった。3投手の継投でつなぎ、0-0の引き分け。ポイントを0・5点上乗せし、最終週の早慶戦に連覇をかける。正木は「チームで課題を絞ってやりたい。絶対勝ちに行く」と意気込んだ。

 

▽慶大・堀井哲也監督(山下輝に抑えられ)「直球がいいので、その直球をどう打ち返すかと考えていた。変化球で、ある程度やられるのは仕方ない」