<オープン戦:ヤクルト1-11広島>◇20日◇浦添
広島ドラフト2位横山弘樹投手(23=NTT東日本)が、ヤクルトとのオープン戦(浦添)に登板し、いきなり山田、バレンティンの中軸打者から2者連続3球三振を奪った。デビュー戦は2回で3安打ながら無失点。堂々とポスト前田に名乗りを上げた。
4回からの登板。先頭が3番山田と分かり「楽しみだった。球界を代表する選手と対戦し、自分の持ち味を出して通用するか、挑戦と思って投げた」とアドレナリンがあふれ出た。チェンジアップとカットボールで追い込み、3球目にしならせた右腕から投じた145キロ直球で空を切らせた。続くバレンティンも最後はフォークで見逃し三振に仕留めた。
打者との駆け引きで勝負するタイプ。キャンプ前から「正直ブルペンはいや。それよりも実戦で」と話していた。それでも16日の紅白戦で2回2失点と結果を残せず、前日にはさっぱり散髪。お気に入りのサッカー漫画「ANGEL VOICE」で涙を流してストレスを発散した。
ドジャース前田が抜けた先発の一角を期待される即戦力右腕。緒方監督は「投げっぷりが良かった。打者に向かっていくあの姿。次は長いイニングを投げてもらう」と合格点を与えた。開幕ローテへ大きなステップを踏みながら「課題も見つかった。(好結果を)シーズンまで継続できるようにしたい」。結果はド派手なデビュー登板にも、マウンド同様に冷静だった。【前原淳】
◆横山弘樹(よこやま・ひろき)1992年(平4)3月12日、宮崎県生まれ。宮崎日大、桐蔭横浜大を経てNTT東日本に入社。登板前に納豆を食べるルーティンで、社会人1年目から活躍し、都市対抗野球で若獅子賞を受賞。グラブには「勝ち虫」と表現されるとんぼの模様を入れている。右投げ左打ち。血液型はO型。家族は両親と姉。