<オープン戦:中日3-7楽天>◇21日◇北谷
楽天のオープン戦開幕投手を務めた「イケメン左腕」、12年ドラフト1位の森雄大投手(21)が、開幕ローテーション入りへ大きく前進した。21日、沖縄・北谷公園野球場で行われた中日戦に先発。最速148キロをマークし、4回4安打4奪三振で1失点に抑える好投を見せた。14日の対外試合初戦、韓国ハンファ戦に続き、節目の試合を任された左腕。首脳陣の期待に結果で応え、7-3の勝利に貢献した。
クールな表情でマウンドに立った「イケメン左腕」が、ピンチで1段ギアを上げた。2回、森は連打と失策で1死満塁のピンチを招いたが、崩れない。9番井領を119キロスライダー、1番藤井はひざ下に沈める120キロスライダーで、ともに空振り三振に切った。序盤のヤマ場を無失点で切り抜け、「スライダーで空振りを取れたのが良かった」と宝刀への手応えは十分。4回に高橋にソロを浴びて1失点したが、4回4奪三振で試合をつくった。
オープン戦開幕投手の大役を任され、1回には3番遠藤の4球目に、この日最速の148キロをマークした。「打たれてもいいからストライク先行で、真っすぐで押していこうと思った。練習試合とは違って、シーズンに近い意識で投げた」と集中した。1月のハワイ自主トレでは、体重増をテーマに900グラムのステーキを1食でペロリ。現在は昨季より6キロ増の体重82キロをキープし、直球の球威につなげている。「内容的にはまだまだで、納得いくボールも少ないけど、粘れたのは収穫です」と言った。
14年には2勝を挙げたが、昨季は未勝利に終わった。前日20日の阪神戦では、先発枠を争う同じ左腕の浜矢が3回無失点と好投。競争が続く中、梨田監督は「4回1失点は数字だけ見れば上々。このままアピールしてもらいたい」と期待した。試合後の森は、1回に味方打線が3点先取した直後、1番藤井に四球を出したことを反省。「点を取ったあとの先頭バッター。もっと落ち着いて投げないといけない」と、引き締めることを忘れなかった。【前田祐輔】