阪神江越、金本監督の一喝で目覚め38発

打撃練習中の江越(右)は金本監督と話す(撮影・加藤哉)

 阪神江越大賀外野手(22)が、金本監督の叱咤(しった)でよみがえった。26日の沖縄・宜野座キャンプでの打撃練習中に指導を受け、さらに「しっかりしろ!」と一喝された。その後の特打では4連発1度、3連発4度を含む38本の柵越え。外野スタンドのカメラクルーを直撃する推定135メートル弾も放った。

 ここまで実戦6試合で14打数3安打。打撃不振で中堅のレギュラー争いで後れを取りかけていた本命が、目を覚ました。打撃練習の柵越えは77スイング中5本。鋭い打球を飛ばすドラフト6位の板山祐太郎外野手(21=亜大)の横のケージで、自らの打球に首を振る姿も。それが特打では114スイングで38本を外野スタンドに運んだ。左中間への一撃は、機材を運んでいたカメラクルーを襲った。急きょチームスタッフが、外野スタンドの打球処理に走った。

 「まだまだですが、つかみかけたものがあります」と江越は明かした。監督は「幹となるところが出来ない。試合で(バットの)シンに当てるのは難しい」とみていた。そのための叱咤(しった)だった。さらに片岡打撃コーチに「カベをしっかり作れ」と助言された。1つのポイントで、振る自信が戻った。「試合で結果を出さなければ」と江越。貪欲さもよみがえってきた。【堀まどか】