ヤクルトのドラフト1位原樹理投手(22=東洋大)が開幕6戦目、3月31日の阪神戦(神宮)でデビューする可能性が急浮上していることが2月29日、分かった。プロ初実戦となった同21日阪神とのオープン戦(浦添)で、2回を3安打無失点と好投。首脳陣の評価が急騰し、本拠地の開幕カードの3戦目先発に抜てきするプランが検討され始めた。
大抜てきの機運は、能力だけが主な理由ではない。新人が開幕ローテ入りすることで、全体の士気を高める狙いもある。連覇と日本一を狙うチームにとって、投手陣のレベルアップは不可欠。石川や館山らベテランに加え、若手の台頭も求められる。12年ドラフト2位の小川は開幕からローテ入りし、最多勝と新人王を獲得。チームのエースに成長した。球団幹部は原樹について「新人王を狙えるだけの力はあると思う」と高い期待を口にした。
原樹はこの日、実戦2試合目となる3日DeNAとのオープン戦(横浜)に向けて、神宮外苑で投手練習に参加した。「狭い球場だからこそ、強気に大胆に攻めていかないといけない。右も左も打者の内角を突いていきたい。引いたら負けなので」と意気込み、開幕に向けて実戦感覚を研ぎ澄ませていく。
3月25日の巨人との開幕戦は、小川が3年連続で大役を務めることが内定する。2戦目も石川に内定し、館山と杉浦も開幕ローテ入りは確実とみられる。原樹は、残り2枠を新外国人カイル・デイビーズ投手(32=ヤンキース)、左腕の成瀬、サブマリンの山中や新垣らと争うことになるが、有力候補として日増しに評価が高まっている。