ソフトバンク・バンデンハーク 進化続ける無敗男

4回を無失点に抑えるソフトバンク先発バンデンハーク(撮影・梅根麻紀)

<オープン戦:楽天0-2ソフトバンク>◇5日◇倉敷

 今年も無敗神話は続きそうだ。開幕2戦目を任されているソフトバンク・バンデンハーク(30)が、対戦相手の楽天を4回3安打無失点でひねった。直球は自己最速の157キロをマークするなど、強烈な印象を残した。

 「直球の感じがよかったので、初めは多く使ったよ」。初回はすべて直球のわずか7球で3者凡退。3番茂木栄五郎内野手(22=早大)への2球目に157キロを計測した。これまでは昨年のCSなどで出した155キロが最速だった。「別に気にすることはない。分からない。前にもあったかもしれないし」。地方球場のスピードガンとはいえ仕上がりは早い。

 新外国人ジョニー・ゴームズ外野手(35=ロイヤルズ)にはカーブ、スライダーも交ぜ、2打席凡退に打ち取った。「12年もメジャーにいて経験豊富。初対戦だったから反応を見たよ」。松井稼には新球フォークを2球続けるなど、開幕相手をしっかり研究した。

 昨年はキャンプ中に左足内転筋を痛め、デビューは6月中旬までずれ込んだ。「昨年もスタンリッジやサファテなど経験豊富な外国人がいたのでみんなから学んだよ。仕上がりはいいが、まだやることはいっぱいある」。昨年と同じ失敗はしない。

 この日オープン戦とはいえ勝ち投手になり、昨年の公式戦9勝、ポストシーズン2勝に続き“負けなし12連勝”となった。勝ち投手賞の「デパート商品券」を手にご機嫌だった。工藤監督も「よかった。順調にいってくれてなにより」。今年は開幕から勝ち星を積み重ねていく。【石橋隆雄】