阪神横田、開幕1軍へ強烈アピール 3打点の大暴れ

5回裏阪神2死一、二塁、右前適時打を放つ横田(撮影・河南真一)

<オープン戦:阪神5-2DeNA>◇10日◇甲子園

 もはや「横田さん」やで! 売り出し中の阪神3年目・横田慎太郎外野手(20)が10日、またしてもマルチ安打で開幕1軍を猛アピールした。DeNAを相手に先制の2点打、中押し適時打と4打数2安打3打点の活躍。金本監督も「横田くんから横田さんになったような感じ」と称賛した。

 若虎・横田がまたアピールに成功した。4打数2安打3打点の大暴れ。これでオープン戦だけでも3度目のマルチ安打をマークだ。もはや勢いだけではない。2回だ。1死二、三塁と絶好の先制機でDeNA先発三嶋の真っすぐを打ち、中前へゴロで抜ける安打。2走者をかえした。さらに5回2死一、二塁ではカウント0-2と追い込まれた後で三嶋のストレートを引っ張り、右前へライナーの適時打。いずれも勝利に貢献する安打となった。

 「(2回は)真っすぐを狙っていました。チャンスで打ちたかったのでうれしかったです。2本目は追い込まれてからの1本だったのでうれしかったです」

 素直に喜びを示しながら2安打の内容を語った横田。初の開幕1軍ベンチへ宜野座キャンプからアピールを続け、今が正念場だ。

 「今週が大事になってくると言われているので。結果にこだわって試合に入っていっています」。今週末の日本ハム2連戦で甲子園でのオープン戦は終了。週明けからは遠征になる。そのメンバーに残れるかどうか。まずはそこだ。

 「きょうも出たね。2本目は追い込まれてから。甘い球だったけど変化球も頭にある中でね。(打席で)サマになってきた。『横田くん』から『横田さん』になったような感じだね。威張っているように見えるかもしれんけど。冗談やけど」。就任当初から、名前を出して横田に期待をかける金本監督も、新たな表現でほめた。

 開幕ベンチ入りの可能性についても指揮官は説明した。「そのときに状態のいい選手というのもあるしね。開幕4、5試合前からダダッと崩れるかもしれないし、これだけは何とも言えない。あくまで打ち続けていたら。守りもそこそこいい。そんなにミスもないし、足もあるし、守備範囲も広い」…。

 ベテラン福留の右翼以外、外野は2ポジションが未定だ。ルーキー高山らとの競争に勝ち抜き、定位置をもぎとるために横田が闘志を燃やす。【編集委員・高原寿夫】