サンデー藤川球児フライデー15アウト中11凡飛

5回表日本ハム2死、レアードの飛球を処理したヘイグ(右)を笑顔で出迎える藤川

<オープン戦:阪神4-0日本ハム>◇13日◇甲子園

 サンデー球児の登板はフライデー!? 開幕ローテーション入りが決まっている阪神藤川球児投手(35)が13日の日本ハム戦(甲子園)に先発。開幕後も「定位置」になる日曜日のマウンドで5回無安打無失点と好投した。15アウトのうち、フライアウトが11個。55球の省エネ投球で先発球児の存在を示した。

 先発藤川があっという間に仕事を終えた。陽岱鋼、大谷、中田…。球界を代表するスターたちが次々とポップフライを上げていく。最速145キロの直球は手元でクイッと伸び打者は差し込まれる。先発仕様の「七色の変化球」で打者を幻惑。5回無安打無失点。試合開始から1時間もたたずにマウンドを降りた。

 「そこはキャッチャーとの共同作業ですからね。たまたまですよ」。本人は苦笑いだったが、15分の11を稼いだフライアウトは、開幕への順調さを示す。

 走者は2回1死から近藤に与えた四球だけ。続く右打者レアードを外角のシュートで遊ゴロ併殺。金本監督は「順調? そう思うね」と満足げだ。

 少し心配なこともある。試合後の藤川は首をかしげた。「気持ちよく投げられたけど、途中でまぶしくて今はちょっとしんどい」。3回前後から、これまでにない光が目に入ったという。太陽の反射なのか。それとも人為的な光か。デーゲームが多い日曜日の登板が予想されるサンデー球児としては、不安の残る登板であったことは確かだ。

 開幕3戦目となる27日中日戦(京セラドーム大阪)がシーズン初登板。開幕までは20日オリックス戦(京セラドーム大阪)のあと1試合しかない。「そういうところでバランスよくいろんな球種を投げたり、打者の気になる球種を投げたりとか、やることはたくさんある」。先発藤川は任された仕事を着実に進める。【桝井聡】