日本ハム1安打完敗 栗山監督「そろそろ打とうよ」

阪神対日本ハム 7回表日本ハム1死、大谷が三振に倒れ、ベンチの栗山監督が渋い表情

<オープン戦:阪神4-0日本ハム>◇13日◇甲子園

 オープン戦とはいえ…。日本ハムが13日阪神戦(甲子園)で1安打しか打てず、0-4で敗れた。1-0で勝利した前日12日も含め甲子園2戦で計3安打と打線が低調。栗山英樹監督(54)の口からも嘆きの言葉が漏れた。

 スイッチが入った。日本ハム栗山監督が、ご立腹だ。藤川ら阪神投手陣に1安打にひねられ、0封負け。甲子園での2連戦で、計1得点に終わった。「この時期になると、体が重いんだよな」。低調な打線を筆頭に、かみ合わない歯車。開幕直前になっても、今季の戦闘スタイルの輪郭が描けない状況に、祈るような思いを重ねて臨んでいた一戦だった。「野球の神様がいらっしゃるので、ここで何とかしたい」。聖地でのデモンストレーションに意気込んだが、空回りした。

 開幕までオープン戦は残り6試合。9試合を消化して1試合平均2・4点はパ球団でワースト、12球団で中日に次ぐ低さにとどまっている。試行錯誤は続く。この日は3番に大谷、5番に近藤を配置。前日12日から中田を挟む中軸2枚を入れ替え、刺激を与えたが全体が機能せず。ベストの打線を組んだ指揮官は、チクリと刺した。「ずっと一緒だよね。『(選手たちに)そろそろ打とうよ』とは、思っている」。

 本番モードでの試運転を、予告した。藤川の投球術に淡泊な打撃を連発し、5回まで完全に封じられた。明日15日中日戦(ナゴヤドーム)で、2軍調整中の西川も合流。右翼で起用を模索する近藤を含め流動的な外野手をはじめ、ベストの策へ、栗山監督は戦力の見極め、戦術の選択を真剣に実施していく。「公式戦と同じように臨戦態勢を整えて、戦っていく」。主砲の中田も、危機感をあらわにした。「つなげる打撃を心がけ、意識していかないといけない」。ムチを入れ直し。今季は手応えがある、眠る兵たちを目覚めさせにいく。【高山通史】